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油まみれの缶詰日記

(主に)オンゲのプレイ日記。不定期更新ですの。

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君を守るその為ならば

召使の続きを投下しに来ました。
いつも思うんだけど歌を小説に起こすのって大変だねぇ。
まぁ注意書きをササっと書いてしまおう。

※DDFFパロ
※女装有り
※死にネタ有り
※本作見てると報われない気分に

配役(基本)
・娘(リン)→WOL
・召使(レン)→セシル
・青の王子(カイト)→フリオ
・緑の娘→ティーダ
・女剣士→バッツ

追加要素として自己解釈混ざってます。
構わない方はイっちゃえ。











----------

 巡る、巡る、運命の歯車。
 巻き込まれたのは当人しか知らず、
 その当人ですらいつ巻き込まれたかなど知りうる事は無い。
 そう、彼は知ってしまった。
 彼女が「歯車」に「巻き込まれている」事実を。
 だが、抗う術が無いことを、彼はまだ知らない。
 神々から見たら、それは何て事のない悪あがき…。


悪ノ召使 2


 ライトに仕える様になってから結構経った。
 初めはライトの我が侭に振り回されたり、緊張して失敗することが多かった。
 慌てすぎて紅茶の茶葉をひっくり返したのも良い思い出だ……。
 今日は僕が城勤めを始めてから1年目になる。
 給仕の人とも仲良くなれたし、お偉いさんはともかく下働きの人とは仲良くなれた。
 何よりもライトに一番信頼されていると言うのは気分が良い。
 そこら辺で他愛もない雑談に花を咲かせたり、おやつを作るのにもレパートリーが増えた。
 庭の手入れにもそこそこ慣れたし、ライトが好きな白い薔薇の育て方も上手くなったと褒められた。
 何よりライトが喜ぶ顔を見られるのが何よりの楽しみになった。

「前はそんなに楽しそうに笑わなかったの?」
「実際セシルが戻るまでは退屈だった、全員ユーモアの欠片もない」

 真顔でそんな事を言われて、思わず僕が笑ってしまう。
 たまに食材の買い出しや届け物などで外出して、育ての両親に会いに行く。
 ライトも僕から外の話を聞くと楽しそうに笑う。
 だから本人の口から聞くまで全く気が付かなかったんだ。

 ライトが、城の外に出た事がない何て言う事実は。

 聞く事になったきっかけはライトが好きだというおやつの時間の雑談だった。
 イチゴのショートケーキを突きながら何気なく語った一言。
 それはセシルにとって驚愕の事実だった。
 同じ双子の筈なのに、どうしてこの子と僕で見る世界が違う?
 大人達の都合で引き剥がされなかったら同じ世界を見て居た?
 庭の薔薇を剪定している間に教会の鐘が鳴る、おやつの時間だ。
 今日は確か予め冷やしておいたベリーのムース。
 飾り付けをして持って行こう、舞踏会の準備はその後だ。

「セシル。そうかそんな時間か」
「今日はベリーのムースにしてみたよ、紅茶は?」
「ミルクティーがいい」
「はいはい」

 お茶を煎れるのにも慣れて、最近ではライトのお墨付き。
 黙々と食べているが結構スピードが早いから、お腹いっぱいにさせないようにせねば。

「ライト、舞踏会の時飲まず食わずだと困るんだけど」
「人付き合いは悪くないが飯はマズい」
「そう言えば気になる人居るんだっけ」
「あぁ、海とやらの向こうにある隣国の王子だ」

 頭の中にぽっと地図が浮かび、あの国かと合点が行く。
 確か素朴な国で染色や狩猟、花栽培を主とした農耕が盛んだった。
 あの国の王子は確かに格好良いし惚れるのも無理は無いか。
 だが海と隣接してるだけで向こう側では無いし、この国だって海に隣接してる。
 訂正を入れようと思ったが女中が迎えに来てライトの機嫌がみるみる悪くなる。
 僕の双子は正直パーティーが大っ嫌いなんだ……。
 だけど僕も隣に立つ者として立場が定着してきたので準備をしなきゃいけない。
 そっと食器や茶器をかたし、また後でと声を掛けてさっさと部屋を出た。
 女中が来るとその場に僕が居ようと容赦なく着替えが始まってしまう。
 残ったムースを適当にお裾分けして舞踏会に使う様な服に着替える。
 ライトが僕に見繕ってくれたのは上品な山吹色のジャケットにレースの装飾が施された物。
 パッと見は地味かも知れないけどよく似合うと言われたから気に入ってる。
 色んな人の手伝いをしている内に馬車で続々と客人が集う。
 貴族の社交場というのはどうも見栄の張り合いで面倒だ。
 ライトもそう思っているのが顔の不機嫌さから丸分かりだ。
 だが挨拶をする際はとても美しく、優雅に動作をこなしてみせる。

「こんばんわ、ライト王女」
「お久しゅうフリオニール様」
「お元気そうで何よりです、そちらは?」
「これは使いのセシル、先日私の召使いとして雇いました」

 青の王子……フリオニールと呼ばれていた青年に向かって会釈をする。
 フリオニールさんも気付いてくれた様で僕に笑顔をくれた。
 たまに僕が会釈をしただけでもライトを窘める人が居るので正直安心した。
 青の国はきっと働いてる人にも優しいんだな、と勝手に思っていた。
 どうやらライトが好きなのはこの人みたいで、一通りの挨拶が終わった後も積極的に接しに行っている。
 僕はライトが自由にしてる間は他の手伝いをすると伝えてあったからカクテルを配るのを手伝っていた。
 だからその中で少し目立ったんだ、赤いドレスに帯剣してる人なんて。

「良かったらどうぞ」
「ん……あぁ、ありがとう。君は城の人かい?」
「えぇ、そうですけど……何か不都合でもありましたか?」
「いや、そんなんじゃないんだ。ただ幼いなぁとね」
「はぁ……」

 そりゃ確かに14歳だし。
 結局帯剣してる理由も隅でじっと会場を見てる理由も聞けなかった。
 だけどその日の舞踏会で一番印象に残ったのはその人の鋭い目つき。
 片付けをしてライトを寝かせて、自分も寝付くまで頭の中からけわしい目つきは離れなかった。



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1年目でフリオとバッツ登場。
それにしてもライトさんはブレないな…
不機嫌になってもブレてくれない。
セシルの機嫌のほうが手元で転がしやすいなぁ。
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ツナ。(白夜)

  • Author:ツナ。(白夜)
  • 音ゲー好きな引きこもり。
    家事をしながら暇を見てはPCで遊んでいます。たまに欝でいい加減にしろみたいなこと言いますが一時の感情なのでお気になさらず。
    ぶっちゃけヲタクなのでご注意。
    たまに小説投下するので更にご注意。

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