FC2ブログ

油まみれの缶詰日記

(主に)オンゲのプレイ日記。不定期更新ですの。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書きたくてしょうがなかった

幻水4の小説を無性に書きたくてしょうがなかった。
召使小説はこっちを書き終わったらプロットを掘り出してやります^q^

取りあえず腐れ的な意味で萌え要素が欲しいんだ…!





ハーヴェイ×4主(シェスタ)


-----------


怖かった、命が削られる事よりも。
怖かった、目の前の戦争よりも。
怖かったんだ。

アナタを残して僕が消える事も、僕を残してアナタが消える事も。

……臆病な僕には、どちらも耐え難い苦痛だったんだ。
だからと言って、出会わなきゃ良かっただ何て言う気もないけれど。


  Star Dast


ここ数日、シェスタは何かから逃げていた。
自分の部屋になんか護衛隊が居るのに近寄ろうともしないし、酒場に居たと思えばエレノアの部屋でシュミレーションを兼ねたチェスをやっていたりする。
日中の航海で出くわすモンスター達の戦いには真っ先に切り込んでいくし、島を散策すると言えば一番に支度を調えてラグジーの用意する小舟に乗り込んでいる。
ただ、いつもと少し違う事と言うといつも一緒に組んでいるパーティの内容が違うくらいだった。
キカはラム酒と少し甘い果実酒の瓶を片手に夜の甲板を足跡立てずに歩く。
夜空で酒を嗜む気は無く、寧ろ甲板にいると思しき相手に用事があった。酒は言わばついでだ。船首部分で既に飲んでいる気配の相手に近付くと近くの床に腰を下ろす。


「私も一杯構わないか?」
「キカ…構いませんよ、お好きに」


シェスタの周りには既に空になった瓶が2,3本転がっている。しかもラベルを見るとどれもかなりアルコール度数が強い。見かけによらず我がリーダーは酒豪だ、と苦笑いを浮かべてキカもラム酒の封を開ける。
しばらくはお互い何も言わず、星を見ながら酒を酌み交わす。仲間と共に騒がしく飲むのも良いがやはり静かな酒もいい、とキカは思う。だが用件はまだ口に出しても居ない。


「シェスタ、ハーヴェイと何かあったか」
「いえ?特に何も」
「その割りには随分と避けている様だな、夕べ部屋の前で飲みながら待ってたぞ」
「へぇ…最近チェスにハマってるからかな。ぜんっぜん気が付かなかったな」


嘘だ。待っているのを知っていて避けている。
キカがそれを指摘する前にシェスタの会話が進む。


「大体、なぁんでハーヴェイさんの話題になるんですかぁ?」
「仲違いでもしたのか気になってな」
「別にケンカもしてないですしぃ、ただ戦争が終わる前に皆と交流を深めたいだけですぅー」


普段の比較的凛とした口調とは違った、甘ったるい口調。
あぁ、なるほどコレはシェスタにとってやけ酒みたいなものかとキカは気付く。しかし、敢えて口に出さず、代わりに空いたラム酒の瓶を床にトントン、と2回鳴らす。
半ば瞼が落ちているシェスタだが、瓶を開けるペースは一定を保っている。いつまでそのペースが持つか不明だが。キカも2本目の果実酒を開けながら穏やかな笑みを浮かべてその様子を見守る。
そこにようやく彼女の部下がこちらに向かって走ってくる。


「遅いぞハーヴェイ。酒のツマミも無しか」
「ツマミって…キカ様アンタ飲むときは何も食わないだろ」
「私じゃない、そこの固まってるシェスタにだ」
「ハー…ヴェイ、なんでココが」
「シェスタこそこんな所で飲んだくれてたのかよ」


まだ空いていない酒瓶を持って移動しようと立ち上がるが足下がおぼつかず、ハーヴェイに抱きとめられる。放せと抵抗はするものの、既に酒に飲まれているシェスタの抵抗などハーヴェイには赤子の手を捻るくらい簡単だろう。
さて、まだ話す事があるとキカは酒瓶をタンっと床に置いた。


「シェスタ、何故コイツを避ける。恋仲くらいまで行ってるだろうに何故だ」
「それは俺も聞きたい。何か悪い事でもしたか…?」


俯き黙るシェスタ。二人も釣られて黙った。
が、その沈黙を破る様に持っていた酒瓶を一気に煽ったシェスタに二人が慌て、沈黙が引き裂かれる。


「っは……この今の一瞬でさえ、僕には永遠かも知れないし思い出かも知れない」
「シェスタ?」
「紋章に殺されてハーヴェイを残して死ぬのか、償いを終えて皆を見送り一人生き長らえるのか」
「怖いのか、シェスタ。私やハーヴェイや皆を残して死ぬのが恐ろしいのか?」
「だから…俺をずっと避けてたのか、自分が辛くなるから」
「…そうだよ、死んでも生き残っても、僕は最後一人にならざるを得ない」


ほんのり赤みを帯びた顔に涙が伝う。誰の為に流す物では無いそれはぽろぽろと床を濡らす。
一人が嫌だと、孤独が怖いと泣く姿は一人の少年で。
少なくとも、今この場には「群島諸国連合のリーダー」も「罰の紋章の継承者」も居ない。
キカの目に映るのは孤独な少年とそれを愛おしむ青年だけだ。泣きじゃくる恋人を優しくあやす青年しか見えない。
やれやれ、と自分が飲んだ分の瓶を持つとその場をそっと後にする。
出来の悪い部下と出来すぎる上司を持つと苦労をする物だ、と心地よい疲労と苦笑を残した。





「シェスタが居なくなっても、俺が居なくなっても、シェスタは一人じゃねーよ」
「だって、人は死んだら居なくなっちゃうじゃんか…!」
「じゃあそうだな…星にでもなってやるよ」
「ほし…何で星なんだよ…」
「そりゃ上から見渡せば何処にいてもシェスタを見つける事ができんだろ」
「…そのセリフくさい…」
「ほざいてろ我が侭少年」
「…避けててごめん」
「思い出作らない様に必死だったとかホント笑えるぜ」
「僕がどれだけ頑張ったと!」

「今更思い出になんかさせて後悔すんのはどっちだよ、バーカ」





波間に聞こえるのは、最後の戦いの前に交わした些細な会話。
だけど、もし償いが終わったのならば…この小舟でしている宛てもない旅が終わるのならば…もう一度彼に会えますか?笑顔で抱きしめてくれますか?
星空に語りかける僕は、とても滑稽なんだろう。戦いが終わってこっそり姿を消してこうして海に還ろうとしているなんて。

ねぇ、いつもの様にまた笑ってくれますか?

(例えばそれが泡沫の夢でも)



--------------

本当は濡れ場とか書きたかった^q^
ハー主なんて書いたの何年振りだろう…!!
スポンサーサイト

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://crossx.blog16.fc2.com/tb.php/348-16417b2c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

ツナ。(白夜)

  • Author:ツナ。(白夜)
  • 音ゲー好きな引きこもり。
    家事をしながら暇を見てはPCで遊んでいます。たまに欝でいい加減にしろみたいなこと言いますが一時の感情なのでお気になさらず。
    ぶっちゃけヲタクなのでご注意。
    たまに小説投下するので更にご注意。

月別アーカイブ
カテゴリー
最新の記事
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

リンク
Powered By FC2ブログ
Template By oresamachan
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。